UI DESIGN VISUAL GLOSSARY

さわって学ぶ UIデザイン
用語図鑑試読版

UIデザインの用語は、言葉だけで覚えようとすると急に難しくなります。 この図鑑では、それぞれの用語を実際に動く「標本」として収録しました。 スライダーを動かしたり、ボタンを押したりしながら、 「この言葉は画面のこれのことか」と手で理解していけます。

第 一 章

レイアウト・構成

画面の「置き方」に関する言葉です。要素をどこに、どれくらいの間隔で置くか。UIデザインの土台になる考え方が集まっています。

グリッド

整列のための見えない格子Grid

画面を格子状に分割し、要素を整列させる「下地」です。ふだんは見えませんが、整ったデザインの裏にはたいていグリッドが敷かれています。チェックを入れて、隠れている下地を見てみましょう。

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図 1-1整って見えるレイアウトの裏には、格子状の下地がある。

カラム

格子の縦の列Column

グリッドの「縦列」のことです。Webでは画面を12本のカラムに分ける「12カラムグリッド」が定番。12は 2・3・4・6 で割り切れるので、いろいろな分け方ができます。ボタンで分け方を切り替えてみましょう。

123456789101112
12本の列を組み合わせて幅を決める

図 1-212カラムグリッド。列の組み合わせでレイアウトが決まる。

ガター

列と列のすきまGutter

カラムとカラムの「間の余白」です。狭すぎると窮屈に、広すぎるとバラバラに見えます。スライダーでガターの幅を変えて、印象の違いを確かめてみましょう。

16px

図 1-3ガター = 列と列のすき間。

マージン

外側の余白Margin

要素の外側の余白です。図のオレンジ色の部分がマージン。「隣とどれだけ離すか」を決めます。

要素(ボタンやカード)
24px オレンジ = 外側の余白

図 1-4マージンは要素の「外」に付く余白。

パディング

内側の余白Padding

要素の内側の余白です。枠と中身の間のクッションで、図の青色の部分がパディング。マージン(外側)とセットで覚えましょう。

中身のテキスト
16px 青 = 内側の余白

図 1-5パディングは枠と中身の間のクッション。

余白 / ホワイトスペース

Whitespace / Negative Space

要素のまわりの「何もないスペース」全般のことです。余白は無駄ではなく、洗練された印象と読みやすさをつくる大切なデザイン材料です。同じカードで比べてみましょう。

余白は「何もない」ではない

同じ内容でも、余白のとり方だけで信頼感や読みやすさが大きく変わります。

図 1-6内容は同じ。余白だけが違う。

視覚的階層

Visual Hierarchy

大きさ・色・配置の差で「どれが重要か」を伝える仕組みです。階層がないと、読む人はどこから見ればいいかわかりません。切り替えて視線の迷いを体感してみましょう。

お知らせ

春の新機能がリリースされました

今回のアップデートでは、共有機能とコメント機能が追加されています。

図 1-7大きさと色の差が「読む順番」をつくる。

整列

Alignment

要素の位置をそろえることです。そろえる基準線(左端・中央・右端)を意識するだけで、画面はぐっと整って見えます。

図 1-8そろえる基準線を切り替える。

近接

Proximity

関連する要素どうしを近づけて置くと、線で囲まなくても「同じグループ」に見える——という原則です。距離だけで意味が生まれます。

距離を変えただけで2つのグループに見える

図 1-9近いものは仲間に見える。

反復

Repetition

同じ見た目のルールを繰り返すことで、一貫性と安心感を出す原則です。1つでもルールを破った要素があると、途端に雑然として見えます。

図 1-10同じルールの繰り返しが「きちんと感」をつくる。

F型レイアウト

F-Pattern

テキストが多い画面では、視線は「上を横に読み → 少し下がってまた横に → あとは左端を縦に流す」というF字を描きがちです。その動きに合わせて大事な情報を配置します。

朱色の線が視線の通り道

図 1-11文章中心の画面での視線はF字を描く。

Z型レイアウト

Z-Pattern

要素の少ないシンプルな画面では、視線は「左上 → 右上 → 左下 → 右下」とZ字に動きがちです。広告やトップページで、最後に視線が着地する右下にボタンを置くのはこのためです。

Zの終点(右下)にボタンを置く

図 1-12シンプルな画面での視線はZ字を描く。

ファーストビュー

最初に見える範囲Above the Fold

別名ヒーロー / ヒーローセクション / アバブザフォールド

スクロールせずに最初に見える範囲のことです。英語の "Fold" は新聞の折り目のこと。朱色の点線が「折り目」で、その下はスクロールしないと見えません。中をスクロールしてみましょう。

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ここまでがファーストビュー

図 1-13点線から上が、開いた瞬間に見える範囲。

レスポンシブデザイン

画面幅で組み替わる作りResponsive Design

画面の幅に応じてレイアウトが自動で組み変わる設計です。同じページでも、PCでは3列、スマホでは1列に。端末を切り替えて変化を見てみましょう。

メニューが三本線に変わる点にも注目

図 1-14同じ内容が、幅に合わせて姿を変える。

ブレイクポイント

レイアウトが変わる境目の幅Breakpoint

レスポンシブデザインで、レイアウトが切り替わる「境界となる画面幅」のことです。スライダーで幅を動かすと、点線の位置(ブレイクポイント)を越えた瞬間にレイアウトが変わります。

340px で切替
480px で切替
560px — PC向け 3列

図 1-15境界値をまたぐ瞬間に、列数が切り替わる。

重なり順

Z-index / Stacking

要素が重なったとき、どれが手前に見えるかの順番です。机に紙を重ねていくのと同じで、手前の1枚が奥を隠します。やっかいなのは、手前の要素が奥の要素のクリックまで受け取ってしまうこと。どれを手前にするか切り替えて、重なった部分を押してみましょう。

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手前 → 奥 : ③ 購入 ▸ ② お知らせ ▸ ① 写真

重なっているあたりを押してみましょう。

手前にするもの
③を奥にすると「購入する」は押せない

図 1-16手前の要素は、奥の要素のクリックまで横取りする。

ここまでが試読版です

第一章 レイアウト・構成の16語をご覧いただきました。 この試読版では、次の章は非公開です。

序章 基礎概念 7語 第二章 色・視覚 13語 第三章 タイポグラフィ 12語 第四章 コンポーネント 25語 第五章 インタラクション 11語 第六章 デザインシステム 10語 第七章 アクセシビリティ 8語 第八章 デザインプロセス 13語 第九章 ツール・実装 10語